今日、『モンテッソーリ 子どもの家』という映画を観てきました。非常に淡々としたドキュメンタリーでしたが、今の私は保育・教育関係に興味があるので、とてもおもしろかったです。
こどもの持って生まれた潜在能力を伸ばすため、適切な環境を整え、見守り観察し、必要がある時は手助けする。罰や褒美を与えない。各自のペースやリズムが尊重され、強要されない。印象的だったのは、先生もこどもたちも「遊び」という言葉を使わず、こどもたちのしていることを「仕事」と表現していたことです。実際、自由気ままに遊ばせているわけではなく、発達のための「仕事」にみな真剣に取り組んでいるので、適切な言葉なのだということがわかりました。
私の見たことのある実際の現場は、ほぼ真逆のように思えます。この映画、いろんなタイプの保育士の先生に観てもらって感想聞けたらいいなーと思いました。この映画はモンテッソーリは素晴らしいというスタンスで作られているから、良く見えるのは当然です。でも、こういうものに対してネガティブな意見もあるからこそ、現場は真逆なのではないかという気がするのです。私は単純なところがあるので「これ、いいじゃん。今すぐやろうよ!」と思ってしまいますが、どこが難しいのか知りたいです。
もちろん、なんでもかんでも良いとされることを持ち込むことがいいとは思いません。しかし、「こどもの主体の保育をしよう」ということは、今の保育業界で一大スローガン的に言われています。まさに、こども主体の保育のすごくいい例に見えたけど、今日観た映画の舞台はフランス。もともと、イタリア人の考えたことだし、日本の土壌には合わないとかもあるのかな。
映画を観ると、いろんな人と話をしたくなります。保育・教育関係じゃない方の感想も聞いてみたいです。(しほ)
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