すんでの術 

資格と名のつくものは、生まれてこの方一度も持ったことがありません。運転免許もないし、教職もすぐに諦めて取れませんでした。私は勉強が苦手なのです。

しかし去年、軽いノリで申し込んで受講してみた「子育て支援員」という資格が、もうすぐ取得できそうです。これはお手軽保育士資格といったようなもので、受講してすごい簡単なテストとレポートを出して、1日の実技研修を受ければ資格を得られます。残すは実技研修のみです。

私の場合は子育ての経験も保育士の勉強もしてないまま、突然&偶然に保育という世界に迷い込んだため、この支援員の勉強は興味あることばかりでした。

「保育は机で勉強しても無駄。現場で学ぶものよ。」という話を何度か聞いたことがありましたが、勉強してみてわかったことは、最低限の知識ないと危なすぎる!!ということ。命に関わる内容が多いのです。

こうやって学んでみると、自分もよく死なずに生きてきたもんだと思うし、自分の周囲で突然亡くなった子どもの話を聞いたことがないのも、すごいことに思えてきます。先生たちやお母さん方がいつも「危ない!危ない」と叫んでいるのも、仕方ないことです。私だって自分が保育中にこどもが大怪我したり亡くなるとか、ぜっったいにイヤだ!!

しかし、危険回避が行き過ぎて、危ないことは全部ダメ!!というのは考えもの。危険から学ぶ的なことだけじゃなくて、危ないことしてる時はこどもたちがとても楽しそうだからです。

もっとレベルアップしたら、怪我しない程度に危ないこともさせておいて、すんでのところで止める、とかできるのでしょうか。すんでの術、身に付けたい。(しほ)

 

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